前回のあらすじ
今日から俺は2年生
前段
こんにちは。Junです。
みなさんは俺がはるか昔お迎えしたとあるグラスアイを覚えてらっしゃいますでしょうか。
そう、Yukiraさんのピンクのグラスアイですね。

元は羽為用に買ったもののサイズが合わなくてなんかこわい感じになってしまい、夢為のオッドアイ用になっていたもの。とはいえ夢為の水色のYukiraさんアイはアカムトルムだったため結局あまり付けず、しまいっぱなしになっていたのでした。
※アカムトルム:起源にして頂点、的なものという意味。モンハンのアカムトルムのクエスト名。夢為の水色アイが一番最初に試したグラスアイで、そのまま最強の座に落ち着いたことからこう呼ばれている。
うーん。
救いたい、このグラスアイを。だって見た目もめっちゃいいのに!!
あと5500円もしたのに!!!!
というわけで、そうと決まったらやることは一つだよなァ!?
アイからヘッド生やすぞ!!!!
目次
カスタムヘッドのお迎えは・・・しない!!!
しない!!(大声)
アイからヘッドを生やすとは言ったがヤフオクで戦うとは言ってない。
まあそもそも、俺の癖に刺さるヘッドってあんまりヤフオクにないんですよね。あっても皆好きなタイプの顔だからとてもじゃないけど落札できないってワケ。
そして、今回はアイ基準で考えなければいけないので例え安価でヘッド落札できても合わなかったら意味がない。安価って言っても2万円はするしね。合わなかったらその子どうするのよって話だし。
なら・・・。
自分で作るしか、ないよなあ!!!ドン!!!!

まあ元々ドールメイクやってみたかったんですよね。
なのでドールがお迎えしたいっていうか、いい顔が作りてえ~、という気持ちの方が大きい。だから今のところ体はお迎えする予定はないです。ドールの形にしたくなったら・・・チラッ。

ちなみにですが、今回完全に手探りの試作になるのと、まだ完成もしてないので道具とかやり方はあんまり参考にしないでください。普通に間違ったやり方もしてると思うので。
まずは計画を立てるぞ!
ってわけで計画を立てましょう。
まず最初に決めるのは開発名称だ!これを決めないと男の子じゃないぜ!!
え~、じゃあ、試作0号ちゃん・・・。
ちょっと無骨すぎるか・・・。
・・・。
・・・さっきツナマヨおにぎり食ったな。
・・・。
試作0号ツナマヨちゃんで。

いいんだよ、仮なんだから。
さて、ツナマヨちゃんのヘッドは夢為と同じDDH-27をチョイス。このヘッド好きなんすよね。鼻から下がシンプルだし目の形状も好み。
会社帰りにサクッと秋葉のドルポで購入。溜まってたポイント使ったので2000円でした。安い。
さて、そしたらヘッドに同梱されているメイクアップシートにどんなメイクにするか描きこんでいきましょう。目はもう決まってるので、スキャンしてクリスタで目の画像を貼りつつ描き描き。
イメージとしては少し暗い感じでぇ・・・。
目つきは鋭いけどキツすぎる感じじゃなくてぇ・・・。
ちょっと病んでる感じでぇ・・・。

イイ感じだ!!いけるぞ!!
ああ・・・。うん、いける・・・。設計図はいけてる・・・。
・・・。
ソフビ盛り前提の設計図じゃなけりゃな!!!
盛りとは!?
説明しよう!!
ドールメイクは大きく分けて作業工程が二段階あるのだ!
まず代表的なのがメイク!
こないだにじさんじの月ノ美兎さんが動画をあげていたのでそれを見てもらえれば分かりやすいかと。
簡単に言うと、購入したヘッド素体の形は変えず、絵具などで瞼や口を描いていく工程です。
ぶっちゃけメイクだけでもカスタムヘッド作りはできます。
もうひとつの工程が盛り・削り!
メイクする前に、そもそもカスタムヘッドの形を変えちまおうぜ~!ということ。
たとえばカッターで穴を開けて口を開けさせたり、目の大きさを変えることができます。
ただし、すっっっっごい時間がかかります。一番楽しいのはメイクなのにそこに至るまでに数時間かかる。
また、削りはともかく盛り、つまり目の穴を小さくするなどの何もなかった場所を埋める作業にはさらに種類があります。
パテ盛とソフビ盛です。
パテ盛はその名の通り、パテを使って穴を埋めます。手軽な分、元々のヘッドとパテは完全に同色ではないので境目が分かってしまったり、ソフビの軟質性はないのでパテ部分にヒビが入ってしまうこともあります。
ソフビ盛はヘッドの裏側やアイクローズヘッドのアイ部分のソフビなどを使い、電熱ペンを使ってソフビを溶かして穴を埋めます。
同じ素材なので境目なども出にくく、軟質性も維持できます。ただし、有毒ガスが出たり意外とお高い電熱ペンが必要だったり結構難易度が高いです。
ってなわけで、先輩カスタマーのふがしさんからも「最初からソフビ盛は大変だから最初は盛りなしでメイクしてみたら?(本当に正しい)」と言われていましたが・・・。
このグラスアイ、多分アイホール小さくしないとDDヘッドには合わないんだよなあ・・・。
あと俺、最初からフルパワーでモチベあるもの作らないとやる気出ないんだよな。
というわけで忠告をガン無視してソフビ盛りすることにしました。本当にアホ。真似しないでください。
やるぞ!ソフビ盛り
とはいえ、俺にはミシン買ったのにドール服全然作ってない罪という前科があります。
今回もソフビ盛の機材やら絵具やら買ったあとにまた罪を重ねる可能性も全然ある・・・。
ので、一気に機材は買わず、作業工程が進むごとに揃えていくことにしました。かしこい!!
てなわけで、まずは第一工程から。
第一工程・アイホールを開ける
今回はソフビ盛のためにアイホールがソフビで埋まっているタイプのヘッドを購入。

この埋まっている部分を切り取り、熱で溶かして新しい瞼を作るわけですね。
ってわけで家にあったデザインナイフをブスリブスリ。

ちょっと硬いけどまあなんとか・・・。ちょっとずつ刺しながら切り取ってくか。あっ。

やべえやっちった。
まあいいか、どうせソフビ盛の時に溶かすしな(ポジティブ)。

断面きったねえ~。先行きがすごい不安だ。こんなぼろぼろで大丈夫か?
さて、そしたら次はこのままだとアイが上手くはまらないので、裏側を球形に削っていきます。
ここで必要な道具はアイサイザーとVカラーシンナーとガスマスクですが先ほどの宣言通り、必要になるまで道具を買わない縛りプレイをしているので秋葉原まで買いに行きます。非効率的すぎる。


写真がないのでこの工程は割愛。まあアイホールの裏側をシンナーをつけたアイサイザーでぐりぐりするだけです。
あとガスマスクってはじめてつけたんですがすごいですね。清浄な空気すぎて笑った。外した瞬間部屋中アホみたいにシンナー臭くて死ぬかと思った。
さて、これでアイホールは無事開いたので、アイを嵌めつつ練り消しで瞼の形を作ってみましょう。

すでになんかかわいいな。いいじゃん。もうこれでいいんじゃないか?(ダメ)
案の定グラスアイはこの目のサイズには合ってないように見えます。やはりソフビ盛は必須・・・!
第二工程・ソフビを盛る
ってわけで今回の記事の本題、ソフビ盛をします。
まずは今回最大の出費、電熱ペンをAmazonで購入。

あと、ソフビ盛り用に加工したペン先を売っている方がいたのでそれも購入。これはガチで買って正解でした。
さらにさらに、その方の指南書を見てダイヤモンドヤスリを買って自分でもペン先を作成。なんだ!?作業に入るまでの前工程が多すぎるぜ!!
えーと次は・・・!?切り取ったアイホールのソフビ片をみじん切りに!?!?!?
俺はいつソフビ盛できるんだ!?!?


よし。
これでようやくソフビ盛りできるぜ~!!!難易度が高い?フン・・・。小学校の時永遠に授業中練り消しで遊び続けたおかげで美大の粘土の実習でS評価を取った俺を舐めるなよ!!!!!

きっっっったね。
えっこれ・・・大丈夫なやつ?ここからでも入れる保険ある?
ちなみにここまでで2時間かかってるし意外と腕力いるしで腕つりそう。
しかしここまでやったらもう進むしかない・・・。

まあなんかどうにかなったかも。まだ加工してない右目との差をみると結構頑張って埋めてる。この調子でもう片方も頑張るか~。

ふぅ・・・。なんとか盛り終わりましたね。
なんか手がボロボロになってるように見えますが気のせいです。なんだこの写り。
ちなみにここまでで5時間ほどかかりました。
さて、そしたら次はヤスリをかけて表面をならし、でこぼこをなくしていきましょう。ここまで来たらもうウィニングランっしょ!!!
~数日後~
終わらねえ。
削っても削っても凹がなくならないのでソフビ盛しなおして、また削ってまた凹が出て埋めて削って埋めて削って埋めて削って埋めて削って埋めて削って埋めて削って埋めて削って埋めて削って埋めて削って・・・。たすけて!!!!
しかし無心で削り続けたところ(もはや瞑想の域だった)、なんとか写真なら分からないレベルまでいったのでここでフィニッシュ。5時間ぐらいヤスリがけしてた。

ちなみに作業開始が9/4で、道具を都度買ったりサボりながらやっていたのでここまでで40日かかっています。サボりすぎだろ。
というわけで次回はメイク編です。現実でもまだ完了してないのでここからどうなるか分かりません。こわい。果たして理想のドールはできるのか。
それではさようなら。
おまけ
サムネ用の作業中に撮れたなんかエモい写真
