ドールよ、無為であれ

ドール沼に踝までずっぷりハマったドール初心者のブログ

【ドール記事〈89〉】ドールオーナーは人間と結婚できるのか:中編

前回のあらすじ

ドルおじ、結婚相談所に行く

 

前段

こんにちは、Junです。

というわけで前回の記事の続きをやっていこうと思うんですが、一個だけ言いたいことがあります。

今日でこのブログ、一周年らしいです。

よく続いたな。すげえや。お祝いしなきゃだよなあ!!

・・・しかし俺は結婚できんのか記事の続きを書かなきゃいけないワケ。

タイミングが合わないのでお祝い記事は無しです。

まあMaria誕生日おめでと記事が実質一周年記事みたいなもんだったしいいか・・・。

夢為の誕生日記事まで飛ばしたりしないよね!?

 

 

 

 

目次

 

結婚相談所、今明かされるそのシステム

さて。

前回の記事の通り、結婚相談所への入会を決めた俺氏。

しかし皆さんのほとんどは結婚相談所がどういう仕組みで運用されているのか知らないのではないでしょうか。まあそりゃそうで、バラエティ番組とかでたまに特集されてたりしますが、基本的には自分で調べない限り内情を知ることはありません。

 

ってなわけでまずは結婚相談所という巨大システムについて説明していくぜ!!

 

まず、結婚相談所というと相談所が合いそうなお相手を紹介してくれる・・・みたいなものを想像する人も多いと思います。全ッ然違います。

 

まず、結婚相談所は全国に数千社存在します。それぞれの会社にユーザーがいるわけですが、中には数人しかいない会社もあります。そんな小さな会社の中でカップルを作ろうとしても土台無理なわけですね。

ということで、今の結婚相談所のほとんどはIBJやTMSといったシステムに加盟しています。

IBJは簡単に言うと、相談所にいるユーザーがまとめて登録されているデータベースシステムです。我々ユーザーはそのデータベースアプリから気になる人を好き勝手に探すことができます。その数10万人。

アプリで人を選んで、お見合いを申し込みし受けてもらえたらマッチングです。

 

ここでふと思った人もいるでしょう。

 

それマッチングアプリと変わらなくね?と。

 

・・・。

いやまあ、ぶっちゃけやってることは一緒です。

そのくせ結婚相談所は入会費が高い!月額も高い!しかも成婚したら成婚費といういわば成功報酬も必要です。仮に一年で退会したとすると、まあざっと50~60万円ぐらいは飛んでいきます。MDDが5人は余裕でお迎え出来るぜ!!??

じゃあマッチングアプリでいいじゃん!!!となるかもしれませんが、ところがどっこいそれだけの金をかける価値はあります。

 

まず、一つが相手の身元がはっきりしていること。

マッチングアプリと違い、会員登録するときの身元調査がガチです。給料証明のための源泉徴収票に始まり、学歴の保証のために卒業証明書を提出したり、市役所から独身証明書をもらったりする必要があります。

さらに、プロフィールには基本的な身辺情報に加えて身長・体重・親兄弟の情報(仕事・年齢・学歴・婚歴)まで記載されます。

 

で、これらは自分で勝手にアプリに登録するわけではなく、相談所を介して反映されるので嘘もつきにくいってワケ!!スゲー。

 

マッチングアプリだと既婚者が混じってたりして浮気の温床になってたりしますがそういうことがないのも安心ですね。

また、相談所にいる間は婚前交渉は禁止。そういう目的の人間も入ってこれません。(した場合は退会費を払って退会です)

 

次がデータベースだけでなく、フローがしっかりシステム化されていること。

後述しますが出会いから婚約までしっかりとシステム化されており、婚約までの流れが分かりやすいです。

 

で、次のメリットがやはり相談員がついていること。

俺はあんまりしっかり連絡をとらない方だったので序盤はそこまで恩恵を感じていなかったのですが、中盤になるにつれてヤバイ恩恵を実感するようになりました。ぶっちゃけチートです。

まあ何がチートなのかは後述します(後編記事で)。

 

相談所の婚約までのわかりやす~いフロー

さて、次は相談所のフローについて説明しましょう!

簡単に箇条書きするとこんな感じです。

 

①アプリで会いたい人を探してお見合いを申し込む

②お見合いをする

③仮交際(お友達期間)に入り、3回ほどデート

④真剣交際(要するに結婚を前提にしたお付き合い)に進む

⑤プロポーズ、婚約(結婚相談所の役割はここまで)

 

すっげえ簡単に書いてますが、これらの段階の間には当然関門があります。

お見合いを申し込んだとて、受けてもらえるとは限りません。仮交際に入ったとて真剣交際に絶対進めるわけではありません。

じゃあどのぐらいの確率で進めるのよ?というとこんな感じ。

 

①アプリで会いたい人を探してお見合いを申し込む

↓第一の壁(成功率6~7%)

②お見合いをする

↓第二の壁(成功率30%)

③仮交際(お友達期間)に入り、3回ほどデート

↓第三の壁(成功率10%)

④真剣交際(要するに結婚を前提にしたお付き合い)に進む

↓第四の壁(成功率70%)

⑤プロポーズ、婚約(結婚相談所の役割はここまで)

 

というわけで、真剣交際に至るまでに結構なハードルがあります。キッツ。

ちなみに上記の通り多数の壁があるため、相談所に入っても絶対結婚できるというわけではなく、成婚できる人はだいたい10%ぐらいとされています。少ないな!?

 

さて、長くなりましたがシステム説明はこんな感じ。では実際、ドールオーナーが活動したらどうなるのか見ていきましょう。

※以下、相手のプライバシーに考慮してフェイク情報もいれています

 

やるぞ!申し込み!

というわけで2月。相談所にて本格的に活動開始。

ドール趣味については一旦開示せず、女性受けしそうな趣味をプロフィールに書き書き。

で、アプリにてそれが公開され晴れて婚活人間になったわけですが・・・。

 

全然お見合い申し込み来ねえ。

 

まあこれは当然です。年収低いしな!

あと、一般的に女性はあんまりお見合い申し込みをしないそうです。

つまり非モテ男性の俺たちはどんどん申し込みしないといけないというワケ。

ちなみに相談所ルールとして、申し込みされた側がお見合いの日程・場所を指定できます。申し込みされる方がアドなのだ!世知辛い世の中だぜ!

 

※ちなみに逆に言うと女性側から申し込みまくるとお見合いし放題の無双状態になるわけですがこの事実はあまり知られていない

 

さて、というわけで申し込みをやっていくわけですが、アプリなので色んな条件で検索することができる・・・。どれどれ・・・「ドール」っと・・・。

 

全然いねえ。

引っかかったと思ったら「ラブラドールを飼ってます」だった。ちゃうねん。

 

ってことは同じ趣味の人間でマッチング!みたいなのは無理、か・・・!

諦めてとりあえず年齢の近い条件でプロフィールを読み込むことに。でもな~。俺はオタクだしできれば相手もオタクがいいよなあ・・・。

む、この人は漫画、アニメが好き?ほなオタクかあ。申し込みボタンぽちっとな・・・。

・・・疲れたな。3人ぐらいしか申し込みしてないけどまあ今日はいいか。スヤ・・・。

 

相談員さん「申し込みが足りないよ~!!!」

僕「ハイ」

 

そりゃそうだ。マッチング率6~7%ってことは10人に申し込んでもマッチングしないかもしれないですし。

う~ん。これ全部しっかり読んで送ってたら時間かかっちゃうなあ。適当に漫画、アニメとかで検索してヒットした人をざーっとプロフ読んで申し込みまくるか・・・。

というわけでなんとか20人ぐらいに申し込んだところで2人の女性とマッチング。お見合いにいくことになりました。

 

お見合い、キッツ

というわけでお見合いが決定!

会うまでの段取りは相談所の方でやってくれるので非常に楽ちん。マッチングアプリと違い、お相手と事前にチャットなどのやりとりをすることはないので日程と場所が決まったら決戦の日を待つだけです。

 

とはいえ、準備はしっかりしなくては・・・。

ということでその日まで、今まで適当だったヘアセットのためにヘアアイロンを買ってみたりワックスを別のものに変えてみたりコンディショナーを買ってみたりスーツを合わせたりシャツを新品に買えたりネクタイを印象のいいものに買えたりYoutubeでお見合いのコツを調べたりetcetc。コイツ、意外と本気である。

こんだけ準備したんだ、負けるはずがねえッ!いくぞお見合い!京王プラザホテル!!!!

 

一時間後。

 

すたぼろになった俺の姿が、そこにはあった・・・。

サラサラ・・・

 

ぜ、ぜんぜんもりあがらなかった。

 

お見合いって一時間がルールなんだけど普通に10分前ぐらいに切り上げられたし。アア、オワッタ・・・。貴重な休日を消化して、コレ・・・?えっこんなことを何回もやんなきゃいけないの!?仮交際に進む確率30%ってマジで言ってる!?無理なんだけど?!

ていうか漫画が趣味って書いてあったけど、さすがに「ワンピースしか読んでない」は想像してなかった。それはオタクじゃない。ていうか相手も自分がオタクだとは言ってない。漫画が趣味なだけでオタクだと思った俺が悪い。

アレ待てよ・・・?

もう一人マッチングした人いたけ、ど・・・。

ゲェーッ!!!!!!

好きなアーティスト:湘南乃風って書いてある!!!!!陽キャ!?!!?!?!!?

ヤバイちゃんと呼んでなかった・・・!絶対オタクじゃない!!しかし申し込みは取り消せない!ああ・・・!あっという間にお見合いの日がきてしまった!!!!

 

そしてお見合い後・・・。

 

なんか仮交際になった。あれ?

 

なんかお見合い二回目ということもあり経験値を積んでいたらしく、しっかり盛り上がりパーフェクトコミュニケーション。あれえ?俺ってオタク以外ともちゃんと会話できるんだ・・・。

 

がんばれ!仮交際!

さて、ここですんなりと第二の壁まで一気に突破して仮交際になった訳ですが、ここで相談所における仮交際についてしっかり説明しておきましょう。

仮交際とはいわばお友達期間。別に付き合ってるわけじゃありません。

てなわけで、複数人と並行して交際することが可能です。公認された浮気!?(恋愛関係ではないので浮気ではない)

つまるところ、複数人と会いながら誰と真剣交際に進むか選んでいく、ということが可能なわけですが普通に俺はドル活もしたかったので、仮交際は一人とだけやることに。

また、仮交際ではだいたい3回デートするのが定石。そのあたりで真剣交際に進むか決めることになります。

 

ちなみにこの辺、時系列で言うとブログのこの辺です。

dollmui.com

記事冒頭に「休日が全日予定が入ってる」と書いてありますね。まさにこれが婚活のことを指しています。

まあこの記事は思いっきりさくまさんと遊んでるし鳴潮で遊んでるけど。

 

さて、しかしながらそんな調子でアイドールのために二日がかりで休日を潰したり新潟でドル活したりしていたらあんまりデートの時間もとれず。本来であれば毎週会っていくのがベストなんですが、3回目のデートが終わった時点で1か月ほど経っていました。サボりすぎだろ婚活を。

 

そして、このタイミングで相談員さんからそろそろドールについてカミングアウトすべきかも?と助言をいただきました。

いや、実際早くカミングアウトしたかった。

そもそもドール趣味って受け入れられるか分からないし。ていうか相手オタクじゃないし。オタクの極点みたいなこの趣味を相手はどう取るのかッ・・・!?!?

 

・・・。

 

カミングアウト後。

 

普通に振られた。

 

敗北

ちなみに結婚相談所で相手を振る方法は簡単で、相談員に「ちょっとちがうかな~」と伝えるだけです。自分から直接相手に伝える必要もなく急にすべての連絡が通じなくなって終わります。こえーよ。

そんなわけで、相談員さん越しに伝えられた理由も「素敵な人でしたが結婚は考えられませんでした」という当たり障りのないものが来ただけでした。

なのでドールが原因かは分からないのですが、少なくとも振られたことは事実・・・。

やっぱダメなのか、俺もしくはドール趣味は・・・。

 

というわけで今回はここまでです。次回に続く。

それではさようなら。

 

おまけ

夢為たちの出番がないんだけど?