ドールよ、無為であれ

ドール沼に踝までずっぷりハマったドール初心者のブログ

【ドール記事〈90〉】ドールオーナーは結婚できるのか:後編

前回のあらすじ

ふられたっぴね・・・

 

前段

こんにちは、Junです。

前回の記事にて振られた・・・というか、お友達期間のうちに関係がなくなったので振られたというレベルでもないところで撃沈した俺氏。

今回はその続きです。

 

 

目次

 

反省会、開催!

さて、というわけで無事撃沈した俺氏ですが翌日にはヘラヘラしていました。

 

人間には人間の心がないのかな

まあ・・・オタクじゃ無さ過ぎて今思うと価値観全然合ってなかったし・・・ていうかね!?婚活で定番トークと言えば「休日って何してるんですか?」なワケですがドール趣味を隠ぺいしてると言えることがなんにもないんだよ!!爆!!!

 

ということで全くへこたれなかったのですが、反省点は多くありました。まあ初めての仮交際だったし多少はね。頑張りすぎてデートの店までの道を調べるために事前に下見に行くとかまでしてた。店の前集合でいいんだよ!!!

 

しかし一番大きい反省点は、やはりドール趣味を途中まで隠す方針だったこと。

受け入れてくれないかもしれないのに、2回、3回とデートを重ねるのは不誠実な気がしましたし、何より自分が不安でした。

また、オタクじゃない人とはやっぱりフィーリングが合わない・・・!

 

というわけで、作戦変更!!

 

まずは相談員さんとすり合わせ、プロフィールを作り直すことに。

プロフィール文の時点でドール趣味を全力開示。とはいえそのまま書くだけだといらぬ誤解を生むこともあるので、自分がどうドールを楽しんでいるかはしっかりと書きました。

俺のドル活スタイルが「俺の嫁!!」みたいな婚活に不向きなスタイルじゃなく、理想のアリスを追い求めるローゼンアーティスト的な視点かつ、ブログという形でゴリゴリにコンテンツを作っていく遊び方だったのはここでは功を奏しました。

ちなみにブログを収益化したのもこの辺。「収益化とかしてたら生活にも役立つかも・・・!って思ってもらえるかも?」と相談員さんが言ってたのでやりました。

また、美大卒だったのでドールが趣味でも「あぁまあ美大卒ならそういうこともあるか」みたいな感じになったのもラッキーポインツ。

 

また、ついでにドールだけでなくあらゆるオタクポイントもプロフィールにガン積み。

これはもう、「プロフィール読んできたよな?俺はこういう男だからな?それを知ったうえでお見合いを受けてくださったんですよね!?ありがとうございまぁす!!」という完全開き直りスタイルです。

本来のお見合いであれば割と悪手。

万人受けしない趣味を書くということはお見合いの機会が減ってしまうということ。

ただ、俺は下手な鉄砲数撃ちゃ当たるスタイルよりも、的確にこっちからオタクをスナイプしてお見合い申し込みをするスナイパースタイルを選びました。

 

というのも、男性の活動者は割と写真だけ見てガンガン申し込んでいくということがあるのですが、自分は真逆。プロフィール文をガチで読み込んでから申し込んでいくようにしていたので、むしろ「この人なら自分と合いそうかも・・・?」みたいな感じでスナイプは容易でした。

また、オタク判定の基準も引き上げ。

「漫画」「アニメ」とかみたいなポピュラーな趣味が書かれているだけではオタク判定せず、どう考えてもガチのオタクだろというワードを探していました。具体的には「創作活動」とか「イラスト制作」とか。

 

さて、そんな感じで準備を整えて挑んだ、いわばセカンドシーズン。ファーストシーズン撃沈編を経てどうなったのかというと・・・。

 

セカンドシーズン:時間なさすぎ編

簡潔に言うと作戦大成功でした。

まず、爆速でお見合いが2件決まりました。

この辺の俺はファーストシーズンの結果により「がんばりすぎない」と心に決めていたのでラフな態度で向かい、かつ2件連続お見合いだったのでまあどっちかダメでもいいか、ぐらいの感覚でした。仮交際並行はする気なかったし。

なのでお見合いの時点で「俺ドール好きなんすよヘヘ・・・イベントとか楽しくってェ・・・金めっちゃ飛ぶんすよねェ・・・」と全力開示していました。

が、どちらも仮交際OKに。なんでぇ!?

 

さらに逆に女性から申し込まれる形でお見合いが決まり、まさかの3人並行か・・・!?となりかけましたが、さすがにそれはヤバそうだったので俺の方からお断りする形に。人生には何回かモテ期があるというがそれがこの時期だったのかもしれない。

 

というわけで毎週二人とデートをするという地獄のようなスケジューリング天国のような日々を送っていたのですが、仮交際はいつまでも並行してはいられません。

悩みながらも片方はお断りさせていただき、さあ本命と真剣交際か~!?と思っていたところで・・・。

 

ドールとかオタクとか全然関係ない価値観のところで、ガチで受け入れられない部分が発覚。

数日悩んだものの、「いやこれはこのまま進んだら一生後悔する・・・!」と思い、俺の方からお断りさせていただきました。

モテ期だと思ったのにまた振り出しに戻ったんだが!?あれぇ!?

 

ちなみにブログで言うとこの辺の時期である。

このカフェでさくまさんと実は婚活話をしていた・・・のだが、「本当に婚活ってすべきなのかなァ!?君は本当に結婚したいのかな!??!」と言われていました。

dollmui.com

そのときは結構「むっ、俺は覚悟をきめて婚活を始めたのに決意が揺らぐようなことを思わないでほしい」と内心思っていましたが、まあ今思うと、そういわれてもしょうがなかったなあと。

だってこのとき、俺は仮交際、お友達期間だった人も全部、そんなに好意は持ってなくてどっちかというと「この人ってこの部分はちょっと良くないかもな・・・でも次に仮交際できるかも分からないし、たくさん時間も使っちゃったしある程度は妥協するか・・・結婚って妥協も必要だって言うし・・・」と思っていたのは事実で、それを表に出すのは失礼だから隠していただけ。なんてやつなんだ。

まあ見透かされていたのかもなあ、とは思います。実際のところはわからんけど。

結果的には自分に正直になり全員断つ選択をしたのは間違っていなかったと思います。自分に時間をつかってくれた3人の方々には本当に申し訳ないけれど。

 

開幕、サードシーズン

さて、そんな感じでモテ期粉砕から始まったサードシーズン。

時期的にはこの辺。

dollmui.com

「所用でスーツとフルネクタイ装備」と言っていますね。まさにお見合いのことを指しています。

そう、モテ期粉砕後、早々に2件お見合いが決まりました。またも連日。

とはいえ、片方の方はプロフィールを変え忘れている方のデータベースからの申し込み。つまりドル活未開示です。やっべ~。とはいえ俺と条件は合っていて、かつ珍しく年下の女性。

しかしもう片方は「え、なんで俺のお見合い受けた・・・?」というレベルの素敵な女性。ぶっちゃけ俺に対してオーバースペックな感じは否めません。プロフィール上で見れる部分だけでも、本当に俺でいいのか?!というスペック。ちなみに同い年。これも結構レアで、これまでお見合いした方は全員年上でした。ただ、もしかしたらそこまでオタクではないのかもしれないな・・・という感じはある。いやでも、なぜか分からないけど凄く惹かれるものがある・・・。仮交際いけたら嬉しいけど難しいかもなあ・・・。いやでも!?性格とかは会ってみないと分かんないし!?

 

まあとはいえすでに4回のお見合いと3回の仮交際と経た俺!経験値は十全だ!いくぜ!!

 

・・・

 

▼結果

ドル活未開示の方→お見合い失敗

オーバースペックの方→お見合い成功

 

えっ、仮交際いけるんだ?!!?

(やっぱドル活の事前公開が肝だったのか?

というわけでこちらの方と仮交際になったわけですが・・・。

ちなみに当然ドル活はお見合いで開示済み。俺に何も隠すものはない!!!

いくぜッ!!!

 

・・・

 

さて、この日以降、今月に至るまでブログの更新ペースがガクッと落ち込むことになります。なぜか・・・?

 

そして4か月後

つい先週。

その人にプロポーズして婚約しました。

そう、ブログの更新が滞ったのはドル活の機会が減った=交際をガチった、から!

会えば会うほどあまりにも相性がよすぎて、「あかんこの人と結婚できなかったら俺はもう誰とも結婚できない!!!この人しかいない!!!」と思うようになり、超絶真剣に婚活に向き合った結果ドル活の時間が吹き飛んだ、というワケ。すまんな夢為羽為。全然構えなくて。

 

ドール周りはどうだったのかというと、家に来てもらったときには当然見せた(というかいつも通り机の上にいた)のですが「ピースしてる、かわいい~」で済みました。サンキュー夢為、ピースしてくれて。どっちかというと立てかけてあったエアガンの方にビビっていた。しまった、そっちか!!!そりゃそうだ!!!

まあ俺もそこまでドールについて語ったりはしませんでした。そもそも他の部分で趣味の一致もあったので、一緒に美術館に行ったり映画に行ったり雑貨屋に行ったり謎解きに行ったりオーケストラに行ったりカメラで町中を撮影に行ったり・・・。そういうデートが中心でした。アレこうして書くとオタクっつーかなんかすごい文化人感があるな。あっ家でアニメ見たりボドゲしたりもした。オタク。

まあドール趣味を一緒に楽しめたらそれはそれでいいけど、別に相手に強要するもんでもないし。相手には相手の趣味があるしナー。ということで極端にドル活をアピールすることもなく、羽為夢為は割と婚活中空気でした。せいぜい「ヘッド作ったねん、見て・・・ニチャァ」ぐらいでしたね。万誉が一番お相手に褒められてるまである。

 

無事婚約したということで結婚相談所も昨日付で退会しました。ありがとう結婚相談所。フォーエバー相談所。

結論から言うと、ドールオーナーは結婚できる。それが今回の答えです。

 

まとめ(考察)

さて、というわけで活動期間9か月で婚約となりました。

期間的にはそこそこ早めなようです。一年オーバーして活動している人は極端に婚約率が下がるなんていう恐ろしい話もあるので、そうなる前に退会できてよかった。

まとめに入りますが、皆さんが気になるのはドールオーナーだと婚活に影響があるのか、というところでしょう。

数字的な話、すなわち俺の戦績から見ていくと、お見合い6回で仮交際4回、真剣交際1回、婚約なわけで、前回の記事で書いた確率の壁と照らし合わせてみるとこんな感じになります。

 

 

①お見合いを申し込む

↓成功率:平均6~7%vs俺10%(多分)

②お見合い

↓成功率:平均30%vs俺57%

③仮交際

↓成功率:平均10%vs俺25%

④真剣交際

↓成功率:平均70%vs俺100%

⑤プロポーズ、婚約

 

というわけで、ドールオーナーだったから平均よりも大変だった、というわけではなかったことが分かります。ちなみにこれは全体の値なので、「婚活がうまくいかない人」も混じっています。

なのでIBJが出している成婚者だけのデータを見るとこんな感じ。

お見合い数:平均12回vs俺7回

交際数:平均5回vs俺4回

 

ということでだいたい成婚者基準で見ると、特に下振れもせずむしろ平均よりやや優秀、ぐらいのところで着地したことが分かりますね。むしろ俺、お見合いが上手すぎるのかもしれない。隠れた才能。

別に俺は前編で語った通り、高収入でも高身長でも高学歴でもイケメンでもありません。その上で上振れたということは、別にドールが趣味であるということはハンデにはならなかった、ということでしょう。

 

一方で、ドール趣味をハンデだと思い込んでそれをカバーするためにかなり頑張ってはいました。

Youtubeで婚活の勉強をしっかりしたり、タブー行動の回避や印象をよくする方法は全力で使っていました。

・ちゃんと笑顔で話す

・沈黙をつくらないために事前に話すことはある程度決めておく

・相手を否定しない

・スーツを着る

・初対面のお見合いの時、男から女性を見つけて声をかける

・お見合いのカフェには30分前について、座席を確保しておく

など。

すごい基本的なことだと思うんですが、案外これができていない人が多いらしくて、そういう部分を最低限ちゃんとこなすだけでも印象はすごくいいらしいです。

やっぱり自分を変えるのって難しくて、初対面で声をかけるのってやっぱり怖いし、俺は自分がコミュ障だと思っているので会話が続くかも不安だったんですがなんとかなりました。仮交際が決まったときの相手からの印象コメントみたいなのが見られたりしたんですが、「笑顔で話してくれたのがよかった」みたいなのが多かった気がする。大事ですね笑顔。

 

あとは、ドール趣味が俺の婚活に対してプラスの役割を果たした部分も結構あると思っていて。

というのも、ドル活でイベントとかに行くようになったことで「もっとこのドールにふさわしい人間にならなくては・・・!」みたいな思考が産まれていたんですよね。

というわけで部屋をドカドカに綺麗にしたりだとか、財布をちゃんとまともなものに変えたりとか、綺麗なカバンやジャケットを買ったりとか、すこしおしゃれな服を買ったりとか、婚活を始める前から自分磨きが始まっていました。

ある程度自分を磨いたからこそ、「あれ、婚活いけるかも?」と思ったワケで、ドル活をしていなかったら「自分なんか服も全部適当だし財布もぼろぼろだし女性と会うときに持っていけるカバンないし・・・それ全部用意すんの・・・?」みたいな感じで、婚活を始める気力がわかなかった可能性が高いです。そういう視点で言えば夢為が果たした役割は凄く大きいですね。サンキュームッイ。

また実は俺からお相手にお見合いを申し込んではいますが、実はそれは相談所の推薦で彼女がおすすめに上がってきたから。で、なんでおすすめに上がってきたかというと彼女が先に俺にいいねボタンを押していたから。彼女が俺のプロフィールを見ていいねを押していなければ出会うことはなかったワケで、そのプロフィールってドル活を開示するために作り替えた吹っ切れた正直すぎプロフィールだったワケです。ドールというきっかけがなければ周りの人と同じような当たり障りのないプロフィールのままだったでしょう。

また、ドール趣味を開示したことで趣味で相手を判断するような人は事前に除外できた、というのはむしろメリットだったのかもしれませんね。

 

まあ、結局のところドール趣味どうこうは悪い方向への影響はなかった、と結論づけて良さそうな気がします。

最終的には自分が交際相手にとってふさわしい人間になれているのかどうか、というところに集約しますし、それは自分の問題であってドールの問題ではありません。

ドール趣味だから結婚できないんだろうなあ~、というのは、婚活がうまくいかなかったときのための、心が傷つかないための予防線でしかなかった。婚活をやらない理由づけでしかなかった。本当に結婚したいなら、別にどんな趣味でも胸張って頑張れよ、という簡単なお話でした。

(いやまあ、相談所の場合はギャンブルとかは普通にダメだったりするけど。楽しみ方によりますがドールなんて可愛いものです。ドールが俺の嫁、みたいな扱いだとちょっとそれは人間に浮気してるみたいで印象悪いんじゃねーの、とは思いますが)

 

そういえば書き忘れていましたが、相談所にいる最大のメリットについて。

相談員さんって実は、交際相手の相談員さんと密に連携をとっています。

ということで、相手が自分の相談員に相談していることが筒抜けなんですよね。

だから真剣交際にいくときの告白も、「いけっジュン!絶対OKだから行け!」みたいな感じだし、なんならプロポーズに至ってはやる前から相談員さんは「勝ち確なのでプロポーズしてくださいねえ。あ、絶対いけるので退会の準備しましょっか~」などと言っていました。チートだろ。実質読心術士です。自分のことを相手がどう思ってるのかわからん・・・!みたいなことが全然なかった。つよい。

 

さて、というわけで婚約はしましたがまあまだ結婚ではないわけで。

入籍・新婚生活に向けてここからも色々やることがあるのでしばらく忙しいですし、その後もまあ色々ありますのでブログの更新速度が戻ったり、ということはなさそう。ごめんね!

一方でドル活をやめる気は特にないし、まだまだ挑戦したいこともある。カスタムヘッド作成とか。イベントは基本参加するし。ドールって時間を全然割かなくてもドールが趣味だよ!って胸を張って言えるからいい趣味だよな。

 

ということで今回はここまで。

それではさようなら。

 

オマケ

余談ですが、今回の記事は結構リポスト後にドールオーナー既婚者各位から空リプをもらっておりまして。

実際周りに何人かドールオーナー既婚者はいたんですよね。なんでまあ、「ドールオーナーは結婚できるのか」という問いには「できる!」でしかないな。偉大な先駆者たちよ、ありがとう!!君たちの存在が俺に自信を与えたのさ!!どれどれ、どんなコメントがついているのかな!?

 

???「ドール趣味始めたの今の妻と出会ってからだったな・・・」

???「ドールオーナーになったの結婚後です」

???「ドールオーナー同士で結婚しました」

 

話がちがいますけど!?!??!?